『Nabeちゃんの学び』の足跡

自分の中の当たり前や思い込みを見つめ直していきたいと思います。

2022-01-01から1年間の記事一覧

学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか その3

学校というか・・・ 学校の教科書の中の学習は、多くの人にとったら退屈なもの。 ということを受け入れた上で、この本の「なぜ」を、この本の言葉を借りながら自分なりに考えてみました。 (以下に出てくる教師は、主に私自身のことです) ------- ・学校の…

学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか その2

今朝の読書会が終わってからもモヤモヤが続く。 学校は退屈なところではなく、楽しいところなのではないのか。 という思考が、何かを邪魔している気がする。 だから、学校は退屈なところ、という思考を一度受け入れて考えてみようと思う。 学校はなぜ退屈で…

学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか

この本のタイトルの「なぜ」を深めたかったので、読んでみました。第3章に書いてあることを少しずつ抜粋しながら、自分なりの理解で整理してみました。明日の読書会で新たな気づきを得られるように参加したいと思います。 ①なぜ退屈なのか ・社会が発展して…

1学期の『学び合い』の振り返り

『学び合い』をしていくことに対して不安だった4月。でも、その気持ちは生徒も同じだったことが7月になって分かりました。 「印象に残っているきっかけはないけど、最初の不安はだんだんと、そして、いつの間にかなくなっていった」ということでした。 「…

7月の『学び合い』㊴~㊽

7月は『学び合い』の授業を10回しました。 ------- ・7月はこれまでに比べて、私に質問にくる生徒が一番多かった気がします。といっても、1回の授業で多くて1人です。私はその質問に答えます。なぜなら、その生徒は分からないところがあれば、他の生徒に…

最初の語りをなくすこと その2

昨日、最初の語りをなくした理由やきっかけについてまとめてみました。その後もこれについては、ちょっとした時間に考える自分がいます。 今は、最初の語りをなくしてよかったと思っています。その理由についてまとめたいと思います。 ----------- ・最初の…

最初の語りをなくすこと

今週は2日間に分けて、西川研のゼミ生15名から『学び合い』の授業を見ていただきました。また、西川研以外の院生にも参加してもらうことができ、私にとって有意義な時間となりました。 4月の4回目の授業から最初の語りはしていません。「なぜ最初の語り…

その選択を正解にする

大学の授業が終わった後、近くに座っていた方とお話をしました。 「その選択を正解にする」という言葉が、自分の口から自然と出てきました。 「その選択を正解にする」とは、自分や他者を否定せず、過去よりも「未来をどう生きるか」という考え方なのだと私…

6月の『学び合い』㉒~㊳

6月は『学び合い』の授業を17回しました。 ・「ありがとう」という言葉が増えてきました。共に学び合った仲間に対する感謝の言葉です。自然な姿だと思います。授業の終わりに全員が起立をし、なぜか教師の方を向いて、一斉に「ありがとうございました」とい…

欲と熱

2割弱の子どもに伝わればいい・・・ 私は、2割弱の子どもだけでなく、もっと多くの子どもに伝えたいという欲が出てしまいます。 でも、より多くの子どもに伝えようとすると、いろんな表現を使ってしまう、ということを学びました。その結果、伝えたいこと…

「リズム・タイミング・バランス」「骨で立つ」

中学校では部活動の中体連大会の時期となりました。 私は5年ほど前までは「部活バカ」の野球部顧問としてやってきましたが、思い返せば私にとってよい経験となり、今に活きているところもあると思います。 20代前半は、様々な人の話を聞きにいきました。作…

お風呂

スイッチが入るとまったく話を聞かない息子。 でも、落ち着いて話ができる場をみつけました。 お風呂です。 湯につかりながらだと、素直な気持ちを話してくれます。 そんな小学2年の息子が今日は一人でお風呂に入りました。 ちょっとたくましくなったか? …

目的と得

本日、大学の授業で、グループで議論している際に、「得というのは目的とは違うのか」という質問を受けました。その時は考えがまとまらず、うまく答えられませんでした。 大学からかの帰宅途中、「目的と得」について考えながらドライブをしました。 多くの…

『学び合い』を続ける理由

教師が子どもの成長を願うのは自然ですが、教師自身の思い描く成長の姿に近づけようとし、時には子どもに成長を強いてしまっている気がします。 でも、その子が変わらなくても、その子を理解する集団ができれば、その子はその子のままでいいと思います。自分…

5月の『学び合い』⑩~㉑

5月は『学び合い』の授業を12回しました。 ・⑪では、GW明けにある基礎テストの対策時間としました。新しいことを学習するのではなく、テスト範囲の復習だったため、最初は誰も動かず、いつもとは違う雰囲気に私が焦ってしまいました。子どもたちを動かすた…

ソムリエの生き方から学ぶ

大学の授業でシニアソムリエの方からのお話を聞く機会がありました。 私の目的は、ソムリエとしての生き方を感じとり、教師としての在り方を考えること。 私の答えは、人を「みる」プロ! お客の表情、服装、グラスの持ち方など・・・。 さりげない会話でそ…

高いワインと私の授業

値段が高いワインと、安いワインでは、どんな味の違いがあるのだろうか? 大学の授業でシニアソムリエの方からのお話を聞く機会がありました。 その事前学習で、ワインの味について調べている方がいました。 結論は、 ・安いワインほど、味が単純で果実の凝…

信じ切る

昨日のゼミで「『学び合い』をすれば、泳げない子が2時間で泳げるようになる」ということを聞きました。そのとき「えっ、無理でしょ」と一瞬思いました。 そして、はっとしました。「子どもたちの有能さ」をまた忘れてしまっている自分に気づきました。 教…

「落ち着いている学校」とは?

体育座りの悪影響に関する記事を読んで思い出しました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/84d459d9a01a45c5184234574c141c853bfe04dc 以前勤めていた学校では体育館で行われる全校朝会などの際、体育座りではなく、あぐらをかいて座ることが認められてい…

オシムさんからの学び

元サッカー日本代表監督であるイビチャ・オシムさんのニュースを目にしました。 当時の「かしこく走るサッカー」は見ていてとても楽しかったです。オシムさんの「明確なビジョン」を評価するファンが多かったことも思い出されます。 ニュースを見ながら、オ…

4月の『学び合い』①~⑨

4月は『学び合い』の授業を9回しました。 西川先生の本を読み返すことはしませんでした。読み返せば読み返すほど、『学び合い』をすることが目的となるような気がしたからです。これまでの西川先生との対話、ゼミ生との生活、Facebookを通してつながること…

自分が選んだ道を正解にする

佐々木朗希投手の明日(4月24日)の予告先発が発表されました。今からとても楽しみです。 佐々木投手は4月10日の試合で、プロ野球28年ぶりの完全試合を達成しました。そして、1週間後の4月17日の試合で、史上初の2試合連続完全試合まであと3人と迫ったタイ…

違和感

中学校ではこの時期、生徒会や部活動のことを新1年生に紹介するイベントが行われます。 生徒会や部活動のリーダーとなった2・3年生が、司会進行をしたり、説明をしたりしますが、子どもたちから出てくる言葉を思い出すと、今は違和感を覚えます。 -------…

投資へのハードル

お金について勉強する前は、投資は「悪」「危険」というイメージをもっていました。 しかし、今は違います。 〇「悪」について 金融庁が投資について分かりやすく表現しています。 「投資とは自分の資金を経済活動に提供することで、利益の一部を受け取るこ…

自己投資の時間

週イチですが、SNSでの発信を始めて1か月が経ちます。 発信することで自分の思考の整理になっていることを実感しています。 しかしそれ以上に、周りのみなさんが何を考えているかを知る時間が増えた、ということが、私にとってとても大きいと感じています。…

金融や教育から考える過去と現在

今年度は小学校で金融教育を実践する機会に恵まれました。ゼミでチームを組み5時間構成で実践し、私は3時間目を担当しました。 担当した3時間目の課題は、 「大人になったときに自分が幸せになるには、1か月の給料はいくら必要か」でした。かなりおもし…

怖さをもつということ

車検とそれに伴う修理で、代車生活を送っていました。そして昨日、1週間ぶりに自分の車を運転しました。 アクセルやブレーキの踏み方、ハンドル操作、車間距離・・・ 1週間前の自分とは明らかに違って慎重でした。怖かったからです。 代車と自分の車では大…

解決策を考えない

今週は、「生徒に一生涯の幸せを与える学級経営(東洋館出版社)」の読書会にオンラインで参加させてもらいました。 「本を読み、自分で考え、人と話す」ことで、自分の考えが整理され、新たな気づきがあり、自分の成長につながることが実感できました。 私…

「正解」

中学校や高等学校は卒業式ウィークでした。過去の卒業式で、当時の卒業生が歌った卒業記念合唱の歌詞が思い出されます。 「答えがある問いばかりを教わってきた」 「答えがすでにある問いなんかに用などはない」 私が3年間、学級担任・学年主任として担当し…

伝わる

子どもたちの前に立ったとき、去年までは何を話すか、とても悩み考えました。そして「徳」を伝えていました。いや、「徳」を押し付けていました。自分の言葉で「目の前の子」を変えようとしていました。 「徳」は伝えるものでも、押し付けるものでもなく、そ…