『Nabeちゃんの学び』の足跡

自分の中の当たり前や思い込みを見つめ直していきたいと思います。

学校はなぜ退屈でなぜ大切なのか

この本のタイトルの「なぜ」を深めたかったので、読んでみました。第3章に書いてあることを少しずつ抜粋しながら、自分なりの理解で整理してみました。明日の読書会で新たな気づきを得られるように参加したいと思います。

 

 

①なぜ退屈なのか

 

・社会が発展して複雑になり、子どもたちが親とは異なる生き方をするようになった。

 

・よって、生まれ育った身の回りの世界を超えて、広い世界で生きていくために、この世界がどういうものかを理解しないといけなくなった。

 

・だから学校は、世界がどういうものかを理解させるために、言葉や記号を使って「世界の縮図」を子どもたちに学ばせる役割がある、ということになる。

 

・そして、さまざまな教科は、われわれが生きている世界をある側面から切り取って再構成されたものである。

 

・しかしそれらは、子どもたちの日常経験とは切り離されたものである。

 

・だから、多くの子どもたちは勉強がつまらなくなり、学校が退屈となる。

 

 

②なぜ大切なのか

 

・身近な問題を日常的にこなすためには、多くの場合、自分の経験だけで大丈夫である。

 

・しかし、経験は狭い範囲に限定されたものであり、だからといって経験の幅を広げるにはかなり時間がかかる。

 

・よって、身近で経験できる範囲の外側にある問題や、全く新しい事態にある問題については、これまでの自分の経験だけでは対応しきれないことがあるので、学校で学ぶ「世界の縮図」が有効である。

 

・世界がどうなっているかという知識をみんなが勉強することで、それを使って目の前の現実を解釈し、新しい事態への対応に活かすことができるので、学校は大切である。