1学期の『学び合い』の振り返り
『学び合い』をしていくことに対して不安だった4月。でも、その気持ちは生徒も同じだったことが7月になって分かりました。
「印象に残っているきっかけはないけど、最初の不安はだんだんと、そして、いつの間にかなくなっていった」ということでした。
「あれっ、それって私(教師自身)だよ!」
つまり、私の心が生徒に移ってしまっていたことに気づきました。
2学期が始まるまでの1か月間、私はさらに学び続けていく必要を感じています。
だから1学期最後の授業で、不安が移っていたことを正直に話した後、次のように生徒に話をしました。
「2学期はさらにワクワクするような『学び合い』をみんなとしたい。お互い、いい夏休みにしよう。そして、お互い、成長してまた2学期に会おう」
これまでだったら、受験のことを前面に出し、気の重くなるような話をしていたと思います。不安をあおることで、無理やりでも勉強をさせる言葉かけをしていたと思います。
ですが、『学び合い』を始めて私自身の考え方が変わり、言葉が変わりました。教師っていい職業だな、と思います。これから本格的に進路に向き合っていく中学3年生に対して、教師の魅力が自然と伝わっていくといいな、と思っています。