『Nabeちゃんの学び』の足跡

自分の中の当たり前や思い込みを見つめ直していきたいと思います。

できないこと、やりたくないこと

教師である自分ができないこと、やりたくないことを、これまでの私は子どもたちに強制してきのだと振り返りました。それを教師である自分に当てはめると次のようになります。

 

例1

・学年+10分の家庭学習をすること。中1は7年生と考え、80分以上です。高校入試の直前になって家庭学習の習慣やそれまでの知識が身についていないと大変なことになるよ。やってこない場合は、休み時間や部活動の時間にやること。

・年齢+10分の自己研鑽に帰宅してから励むこと。40歳なら50分以上です。管理職試験の直前になって何もやっていないと大変なことになるよ。やってこない場合は、空き時間や休憩時間にやること。

 

 

例2

・授業の振り返りを必ず書いて提出しなさい。書き終わらない人は下校までに書いて先生に提出すること。

・実施した授業の振り返りを必ず書いて提出しなさい。書き終わらない場合は勤務時間終了時刻までに書いて校長に提出すること。

 

 

教師である私は、できなくはないけど、やりたくないです。子どもたちだって同じです。だからやったふりをするし、スマホやゲームに依存したくなる気持ちも分かります。

 

 

今の私の結論。

・家に帰って家庭学習したくなる授業を学校ですればいい。でも、するかしないかはその子の判断。強制はしない。ただ、自分の子どもが家で勉強していれば安心する親が多いことは事実である。だから、家庭学習したくなる授業、つまり生き方や人との関わりで、それが得だと実感できる授業をする。

・振り返りは、毎時間必ずする必要はなく、したいときにすればいい。学校の方針でどうしてもする必要があれば、「今日の問題の中であなたが一番大事だと思う問題を1つ選び、それを選んだ理由を3人の人に説明し、納得してもらえたらサインをもらいなさい。」のような課題を最後に与えておく。それが学習内容の振り返りになる。人との関わりに関しては、教師が集団を見取り、評価すればいい。