『Nabeちゃんの学び』の足跡

自分の中の当たり前や思い込みを見つめ直していきたいと思います。

投資

『投資は資産を増やすことが目的ではない。経済的自由を得ることが目的である』とゼミで学びました。

 

経済的自由を得ると、人生の楽しみが増えます。

 

私だったら、家族で旅行に行ったり、おいしいものを食べに行ったり・・・。

 

つまり、周りの人たちと一緒に喜びや幸せを共有するために、お金を使おうと考えます。

 

金融教育をしていると、自分だけでなく、周りの幸せも考えることができる子どもに出会うことができます。

 

その子たちは、お金の使い方に前向きです。

 

「お金ってどういうもの?」「お金は貯めるもの」という児童たちとの会話から金融教育を考え始めました。たしか去年の9月くらいだったと思います。

 

去年の秋は小学校、今年の秋は小学校・中学校・高等学校を連携させて金融教育を行いました。

 

去年は、お金の大切さと共に、友達や家族、思い出、命を大切にしたいと考える子どももいました。

 

今年は、「お金は貯めるもの」から、「お金をどう使うか」を考えながら、自分の生き方や幸せを「人とのつながり」に見出そうとする子どももいました。

 

「人とのつながり」まできたので、次は「社会とのつながり」まで考えていける環境づくりが今後の課題なのかと個人的に思っています。

 

キッズ・マネー・ステーション代表の八木陽子さんは、投資を「自分の幸せと社会貢献を両立するための方法」と定義し、「応援したい会社を見つける力」の育成を目指しています。

 

「自分が応援したい会社の株式を長期で保有し続けることによって、その会社のビジネスを支え、社会に貢献できる」のが投資であるとしています。

 

そして、「多様化が進む中で、投資は子どもたちの人生の選択肢を増やしてくれる」としています。

 

当然、リスクもありますが、必要以上にリスクを恐れ、人生の選択肢を最初から狭めている子どもが、今回の金融教育では中学生、高校生に多く見られました。

 

「投資には確かにリスクがありますが、それは勉強と経験によって、比較的コントロールしやすいリスク」と八木さんの本に書いてあります。

 

ただお金が増えるから投資がいいのではなく、リスクと向き合いながら社会と関わり、投資によって経済的な自由も獲得してほしい。そして、楽しい、豊かな人生に向かっていってほしい。

 

「目の前の子どもたちには、お金によって制約を受ける人生よりは、チャレンジしたいことに向かっていける人生を歩んでほしい」

 

これが私の願いです。だから、金融教育を切り口としたキャリア教育について、今後も考えていきたいと思います。