『金融教育』から見えてきたもの(その2)
「将来、どんな生活を送りたいか」を問うと、「幸せになりたい」と答える子どもたち。
でも、その幸せの具体的な姿はボヤっとしています。
ところで、
自分の幸せが少しずつ見えてきて、その幸せに向かって
「こうしたい」という思い
「こうありたい」という生き方
それらを叶えていく一歩一歩に、人は幸せを感じるのではないかと思います。
そして、
幸せの定義は人それぞれですが、私たちが行った『金融教育』では、自分も含め家族や周りの人との関係による幸せを創造する子どもがでてきます。
お金を切り口として将来を考えていくと、お金を使う対象がはっきりしてきます。
だから、自分の考える幸せに向かって、お金の活かし方を子どもたちは考えるようになっていきます。
お金はあくまでツールです。
何かのために使うものだから、何かがなければお金は意味をもちません。
その「何か」の1つが幸せであり、その幸せを成り立たせるためにお金がどのように必要なのかを考えていく。
ボヤっとしていた幸せが、お金を使う対象と共にだんだんと鮮明になり、幸せに近づいていくためのツールとして、お金を捉えていく。
このことが、金融リテラシーの向上だけで終わらない、私たちの『金融教育』なのではないかと思い、取り組んでいます。