お金が生み出す「ありがとう」の行き来
上越で行われた「キッズ・マネー・スクール」に、息子と一緒に参加してきました。
我が家は小2の息子に、お小遣いは与えていません。
そのような家庭が多いことも参加して分かりました。
思い返せば、私が子どもの頃は、自分のお小遣いを握りしめ、友達と一緒に近所の駄菓子屋さんへよく行ったものです。
しかし、そのような駄菓子屋さんは今では見かけません。
また、キャッシュレス決済へと時代が変わり、ポイントがつくというメリットもあるため、親世代が現金を扱わなくなってきたことも関係しているのかと思いました。
ですが、お小遣いを与えることから、家庭での金融教育を始めてみようと思いました。
親子だからこそできる「経験を通した学び」を、家庭では思い切ってできるのではないかと思います。
今日教えていただいたことをもとに、我が家では次のようにお小遣いを通して、お金と向き合う大切さを一緒に考えていきたいと思っています。(妻にはこれから相談します💦)
・今月のお小遣い(私から250円、妻から250円)を毎月1日に渡し、先月の残りと合計する。
・合計したお小遣いを、「①貯金」「②ありがとうのお金」「③自分が使えるお金」の3つに、それぞれいくら振り分けるか決める。
・「①貯金」は、金額が高くてすぐには買えないけど、どうしても欲しいもののために貯めておくもの。
・「②ありがとうのお金」は、敬老の日に祖父母にプレゼントを贈るために使ったり、家族の誕生日を祝うために使ったりする。また、募金活動など。
・「③自分が使えるお金」で、好きなお菓子やおもちゃを買う。何を買うかに関しては、親は口出ししない。
・お手伝いの内容(お風呂掃除など)を毎月1日に決めて、実行できたら1日ごとに10円を与える。それによって増えた分は、①~③のどこに振り分けてもよい。
・お小遣い帳をつけ、計算していくことで、②と③の残金が「先月の残り」となる。
一番引っかかるのは、「お金をもらうためにお手伝いをする」ということにならないかということ。ですが、そう考えているうちは「お金=悪」「お金=きたないもの」という思考から抜け出せず、お金の価値と向き合うことを家庭で行うことが難しくなると考えを改めました。
「お金は一生懸命に働き、誰かに喜んでもらった上でいただくもの」と考え、それが子どもに伝わったらいいのではないかと思います。そして、そのお金を自分のためだけでなく、「②ありがとうのお金」として誰かに喜んでもらうためにも使う。お金が動くことで「ありがとう」が増えていく。
「お金の動きが生み出す、ありがとうの行き来」について考えた一日でした。詳しくは、紹介していただいた本に書いてあるそうです。
これから小千谷祭り。きっかけとしてお小遣いを試しに与えてみようかな。