もうしないでね
先にふっかけてきたAさん。
そして、それに腹が立ち、仕返しをしたBさん。
小学校低学年ならよくある話。
その後の2人。
A:~してゴメンね。
B:ぼくも~してゴメンね。
A:もうしないでね。
ん? この文脈で周りの親たちはすぐに違和感が走ります。
でも子どもたちは、これが日常なのか、これで終わってしまうのです。
私はこのやり取りを目撃して衝撃を受けました。
相手が謝ったら「もうしないでね」がテンプレ化しているんですね。
こういう場面では何て言うの? → こう言うんだよ!
こう言われたら何て返すの? → こう言うんだよ!
そりゃ~何も考えなくなりますよね。
「その子、そのことを解決する能力は教師にはない」
でも、教師は良かれと思って「こう言うんだよ!」と教える。
しかも、手っ取り早く解決しようとする。
その結果が、Aさんの「もうしないでね」だと思いました。