試写会(その2)
自分たちの遊具をつくるために、その途中で算数が必要になる。だから自然と算数を学ぶ。
成功するためには失敗が必要になる。とても自然な流れである。
学校は、失敗させないようにレールをつくる。とても不自然である。けれども、教師も子どももそれに慣れているから、不自然さを感じていない。
自然と算数を学ぶのではなく、学校では算数という学びが用意されていて、学んだ算数がどのように身の周りと関係しているのかを考える。
だから不自然になってしまう。なぜなら、子どもたちにとっては少し遠い世界の「身の周り」となっているから。
子どもたちは言います。「これを勉強して将来何の役に立つのか」と。
不自然な答え方しかできません。
現場では、「主体的・対話的で深い学び」が求められます。
教師が子どもを「主体的」にさせようとするほど、不自然な環境を教師がつくってしまっているように感じました。