『Nabeちゃんの学び』の足跡

自分の中の当たり前や思い込みを見つめ直していきたいと思います。

WBCより

WBCを見ていただくと分かると思いますが、現代の野球はデータが重視され、野手のポジショニングは「打者の数値」によって大きく変わっています。そのようなシフトチェンジは当たり前の戦略となっています。

これに関して思ったことが2つあります。

 

① もし、様々な観察から自分で考えてポジショニングをすることよりも、「この打者ならポジションはここ」と決められており、その通りにしなければいけないのであれば、教育は指示待ちで従順な子どもたちを育てた方がいい、となってしまうのではないか。

 

② 「やられた」と思った打球がポジショニングによってアウトになることがある。しかし、「打ち取った」と思った打球がポジショニングによってヒットになってしまうこともある。今日のWBC準決勝メキシコ戦でも、3点を先制されたのは「打ち取ったサードゴロ」がポジショニングによってヒットになってしまったことから始まった。これは結果論であるが、ピッチャーの成長という視点から考えると、私は次のように思ってしまう。

・「やられた」と思った打球がヒットになることは、相手の力が上だった、だから自分の努力と工夫で次は相手を上回ろうと考え、前に進むことができる。

・しかし、「打ち取った」と思った打球がアウトにならないのは、運が悪かったと考えるしかないのではないか。