1月の『学び合い』92~101
1月は『学び合い』の数学の授業を10回しました。
中学3年生は「三平方の定理」という単元で、教科書後半の応用問題は難しいです。
『学び合い』をする前は、数学が得意な生徒は夢中になって取り組んでいました。
でも、そうではない多くの生徒は、考えているふりをして時間を過ごしていたのかもしれません。
今、担当しているクラスの生徒たちは、『学び合い』を始めて100時間を突破しました。
「あーでもない、こーでもない」とぶつぶつ言いながら、考え続ける姿に感動します。
トライ&エラーの繰り返し。
私は、「そんなことしなくても、もっとシンプルに考えられるのに」と心の中で思うだけ。
手をかしたくなるけど、そこを我慢。
そのうち、「あー、そうなのか」という声がちらほら出てきます。
待ってよかったな、と思います。
自分で、自分たちで解決していくことが、彼らの学びとなっていることは、彼らの姿が証明してくれています。
『学び合い』をする前から分かってはいましたが、その時間を確保できず私は手をかし、分かりやすい説明ができるようにがんばってしていました。(結局それでは一部の人しか分からないのですが)
でも今はその時間が十分にあるので、私も生徒たちも心に余裕があるのかな、と思います。
トライ&エラーの回数が多ければ多いほど、繰り返し、「繰り上がっていく」感じ。苦しい努力が必要な「積み上げ」ではない感じです。
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みなさんの投稿から、「この言葉いいな」と思ったことを語りの中で勝手に使わせていただきました。1月はこの3つです。
「与えられたものこそ与えられる」
「相互に適切に依存しあっている集団」
「真の発見とは、新しい景色を見つけることではなく、同じ景色を新しい視点で見ることである」