1対複数
中1の数学は今日から方程式に入りました。
単元の最初はA3のレポート用紙の左半分に取り組みます。
右半分は今は白紙で、方程式の学習が終わってから、新たに印刷された右半分に取り組みます。
左半分は、今ある知識で、試行錯誤の上で何とか解ける問題となっています。
右半分は、左半分と同じ問題ですが、方程式を使えばとても楽に解けます。
単元前と単元後の自分の考え方の変化や、何ができるようになったかを実感できるといいなあと思い、今年度から始めています。
その課題が良かったのか、今日の『学び合い』はとても楽しかったです。
いつもの仲良しグループではない。
分かりたいから、人を選んでつながる。
そして、分かったことを伝えたくなる。
どんどん伝わっていく。
見ている方も楽しい。
「私にも説明してみて」とお願いすると、まあ間違いではないな、とは思いますが、よく分からない。
だから、全体につぶやきました。「天才だ。私には分からない。だから、いろんな人とつながって、いろんな考えを聞くことは価値があるんだよなあ」と。
授業のラストは、自分がどのように考え求めたかの「自分なりの説明」をお互いに聞き合いまくっている。
う~ん、おもしろい。
いつもと違ったのは、学び合う多くの姿が1対1ではなく、1対複数であったこと。
複数だから、その中で分からない生徒がいても、分かった生徒がすぐに教えることができていた。
そして、複数の分かった生徒が、クラス全体にどんどん広げていった。
単純で、しかも、がんばればできそうな課題であったことが良かったのか。
全体の雰囲気がそうさせたのか。
『学び合い』の不思議を感じた日でした。